2014年11月22日土曜日

野毛 居酒屋「武蔵屋」

暖簾はおろか、看板も何も出していないものの野毛では、超有名店の武蔵屋。2〜3年前にこの店のことをテレビで知り、近くまで行ったのだがそのときはスマホの電源が切れており見つけることが出来なかった。今回は、早めに行ったこともあり数人並んでいたのですぐにわかった。

 店内に入るとそこはまるで昭和のまま時が止まっているようだ。とても落ち着ける雰囲気なのだ。さて、この店で酒を飲むには、ルールがある。メニューはなく飲むのは3杯までと決まっている。一杯ごとにお通しがつくというシステムになっている。         
今日は、知人より一足早く到着したのでまずは、ビールの小瓶でのどを潤す。塩豆とピーナッツ、おから、たまねぎの酢漬けが出てきた。
             
 ビールの次に日本酒を注文。特に何も訊かれないが土瓶に入った櫻正宗のぬる燗を注いでくれる。写真は、思わず一口飲んだところだが、高いところから注ぎ、表面張力でギリギリでストップ。お孫さんなのか若い女性なのだがこのテクニックもなかなかだ。
こちらのしらすが乗った鱈豆腐がシンプルで旨い。
 若いお店の人にこの店は、いつ頃からやっているんですか?と訊くと少々お待ちくださいと言って奥から女将さんが出てきてくれた。戦後すぐの昭和21年にこの場所で店を開けてからそのままの建物で営業を続けているとのこと。齢92歳。とても気さくに話してくれた。いつまでも元気に頑張ってほしい。



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